インフルエンザと感染症

インフルエンザなどの感染症の種類

感染症は細菌、真菌、ウイルスといった病原微生物の感染によって宿主に起こる症状の総称で、一般的なものにインフルエンザやノロウイルス、水虫といった様々なものがあります。病原微生物の種類による分類として、先に挙げた細菌、真菌、ウイルス以外にもマラリアのような原虫による感染症や、ヤコブ病のようなプリオンといった原因があり、その症状によって治療法も大きく異なってきます。抗生物質である有名なペニシリンが発明されるまでは確実な治療法がなく、細菌感染によって傷口が化膿しても治す手立てはありませんでした。しかしペニシリンをきっかけとして医学は大きく進歩し、近年では微生物学や免疫学などの発展とともに、感染症の治療や予防を扱う感染症学が生まれるなど医療は大きく進歩しています。病原微生物の一つである細菌はバクテリアのことで、大腸菌や枯草菌などがありますが、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌などもこの細菌の種類になります。真菌はカビの一種で、水虫のような白癬菌やコウジカビによるアスペルギルス症などがあります。ウイルスについては一般的な生物と異なり、生物の細胞を利用して複製できる特殊な構造体をしたもので、インフルエンザ以外にもB型肝炎やC型肝炎などの症状があり、エイズの原因となるHIVもこの分類に入ります。原虫による感染症にマラリア以外にもトリコモナス症など多くの感染症があり、寄生虫の中で単細胞のものを原虫と呼びますが、エキノコックスのように目に見える蠕虫というものもあります。また病原微生物による分類をせず、クラミジアやコンジローマ、カンジダなどの性感染症というカテゴリも存在しています。感染経路については飛沫、空気、接触感染が主ですが、症状によって様々な経路があるため、全てが同じ方法で感染するわけではないようです。

感染症法について

感染症とは、寄生虫や細菌や真菌(カビ)やウイルスなどの病原体によって宿主に生じる病気の事を言います。感染症の歴史は、生物が発生した時から近代まで続いており、1929年のペニシリン発見まで、治療法はなく、大きな災害と考えられてきました。現在も世界全体の死因の4分の1が感染症であり、マラリア都結核とAUDSと腸管感染症は、発展途上国の大きな問題であり、先進国では多剤耐性菌とか、バイオテロとか手術後の患者や免疫抑制剤使用患者の日和見感染が大きな問題になっています。感染場所による分類では脳とか顔や首や肺とか気管支や心臓や消化器や泌尿器や皮膚や関節があります。病原体による分類では、連鎖球菌や黄色ブドウ球菌や結核菌やO-157やコレラやペストやジフテリアなどの細菌類感染とか発疹チフスなどのリケッチア感染とかトラコーマのようなクラミジア感染、アスペルギウス症やカンジダ症のような真菌感染、アメーバ赤痢やマラリアの様な寄生虫感染、インフルエンザやウイルス性感染のようなウイルス感染があります。病気の状態から分けると最初の感染が一次感染で続いて起きる感染が二次感染になりますし、局所感染と全身感染もあります。身体から病原体が排除されない持続性感染(保菌者)、病原体に感染しても発症性しない不顕性感染、病原体に感染して発病するまで潜伏感染があります。法的には重篤で危険で早急な届け出が必要な一類感染から、少しづつ軽くなる四類感染までがあり、国家が感染調査を行う五類感染とインフルエンザ等感染症とか新しい病原体による新感染症などがあります。診断は痛みや発熱できづかれる事がありますが、十分な診断や検査で可能となります。治療は、安静、休養、水分補給、栄養による免疫力回復がありますが先進諸国では抗生物質や抗ウイルス剤が使用されます。大切なのは予防で、免疫力を保つとかワクチン接種とか滅菌消毒が行われます。

マイコプラズマ感染の経路

マイコプラズマに感染することによって肺炎が発生するという感染症は蔓延しやすいものであり、特に学校や病院などの人が集まるところでは集団感染がしばしば見られます。マイコプラズマの感染が蔓延しやすいのは、その感染経路が密閉された空間では広まりやすい特徴を持っているからです。マイコプラズマの主な感染経路は二つであり、一つが飛沫感染、もう一つが接触感染です。マイコプラズマに感染している人が肺炎症状を起こして咳やくしゃみをすると、その中に含まれている微粒子には大量のマイコプラズマがいます。これを吸い込んでしまうことによって感染が広がるため、密閉された空間では広まりやすい感染症なのです。一方、患者に直接接触したり、患者や飛沫が接触した物に触れることによってマイコプラズマに接触することで感染が広まるのが接触感染です。同じ場所で生活していて、共有する物も多い状況となっているとどうしても直接的にあるいは間接的に接触せざるを得なくなるのが事実であり、それによって感染が広がるということになります。こういった感染経路があるため、マイコプラズマは集団感染を起こしやすい感染症となっています。もう一つの原因に潜伏期間が長いという特徴があります。二週間から一ヶ月程度の潜伏期間があるため、その間にもマイコプラズマが飛沫感染や接触感染によって広がってしまう可能性があります。自覚症状があまり重くないうちに感染が拡大してしまうため、特に抵抗力が少ない人が多い学校や病院などではリスクが高い感染症になるのです。手洗いうがいやこまめな換気、マスクの着用などによって予防策を立てていくことが、そういった場所でのマイコプラズマ感染対策になるでしょう。

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インフルエンザの症状の特徴